体験者の声 子どもたち 学校の先生方 親御さんたち

【子どもたちの声】

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「先生!僕の才能に気付かせてくれて、ありがとうございました!」
それは、私たちが千葉県のK小学校を訪ねたときのこと。
体育館に集まった小学校5年生、約120名。90分間の授業を終えて「何か質問ありますか?」と聞くと、いちばん後ろに座っていた男子生徒が手を挙げて、スクっと立ちあがり、こう言いました。

『先生、僕にこんな才能があることを気がつかせてくれて、ありがとうございました!』

授業を見学に来ていた校長先生は、この言葉に驚き、涙ぐんでいました。
私たちは理由を聞きたくて、授業後に校長室に立ち寄りました。

「実は、あの子はね。2年前にお母さんが亡くなって以来、宿題はやってこない、テストは白紙で提出する、授業中はじっと座っていられず、フラフラしてしまう。
我々大人がどんなに言っても、誰の言うことも聞かない、そういう子になってしまったのです。それが、今日は90分、じっと座って、楽しそうに授業(講座)に取り組み、あんな姿を久しぶりに見ました。 さらに、あのような言葉が本人から出たのには感動しました。」

私たちは、さらに、その子が描いたイラスト作品を見ました。
その作品には、今までうまく言葉に出来なかった深い悲しみや、行き場のなかった怒りなどが、絵や色に現れ出ていました。 きっと、その子の中で、絵を描くことで心のブロックを自分で解放でき、繋がることが出来たのでしょう。
内側の深い部分を引き上げて解放することが出来たのです。
私たちは、その絵を見て、思わず涙がこぼれました…。

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分かったんです!ボクもお父さんみたいな「整備士」になりたいって…。
 ある授業で、子どもたちそれぞれが、「大好きで感動する作品」を読み解きました。
すると、ある男の子(小学校6年生)が言いました。
「主人公が、仲間を信じて大切にしたところにボクは感動していました。
だから、ボクは友達を大切にしていく、というを大事に思っていることに気が付きました!」

 また、物語の成り立ち(ストーリーの仕組み)の授業では、
「物語の仕組みを使って、小学校6年間を振り返り、
『自分が今まで何をしてきたか』がわかり面白かったです!」
「自分が夢に向かって進むのに、こうやって未来の物語を描けばいいとわかりました!」
と、言った女の子(小学校6年生)がいました。

子どもたちが、「自分が人生の主人公である」ということに、もう一度目覚め、
これからどんな夢を叶えていきたいのか、自分の心に触れて考え出していきました。

そんな時です…。
教室のクラスメイトたちが、どんどん、ワークを進める中、
白紙のまま、止まってしまったKくんという男の子がいました。

「ボクが本当にやりたい夢って何だろう?」
「ボクにとってのメンター(憧れの存在)って誰だろう?」

・・・今まで、こういうことを、深く考えたことがなかったようでした。
そこで、Kくんへ、さりげなくアドバイス。
「大好きなお話の主人公と同じように、自分の特徴を掘り下げてごらん。
何が得意で、何をやるのが好き?どんなことは苦手?自分はどんな性格かな?
「どんな時に『ありがとう』って言われたかな?どんなことにワクワクするかな?」
ワークでの質問をもう一度投げかけ、その日の授業は終わりました。

・・・・・・ そして、2週間後に再度、授業で学校に訪れ、私たちは驚きました。
Kくんの机の上には、 いろんな車の写真と、車の前に立つ一人の男性の写真が。
「この男の人は誰なの?」と聞くと、

「ボクのお父さん…」

と照れながら答えてくれました。
「ボクは、車がすごく好き。 そして、車の整備をしているお父さんが大好き。
ボクも、お父さんみたいな「整備士さん」になりたいってわかったんです。」
「じゃあ、お父さんがメンターなんだね」と言うと、
「・・・。」(ニコっと笑って、うなずきました)
それを聞いて、私たちは、目を合わせ、笑顔が溢れました。

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子どもたちの感想1.2013

子どもたちの感想2.2013

 

【学校教員の先生方の声】

子どもたちの内面を知ることができて、今後の指導に活かせる!
① 「まんが教育」の授業について、全体的な感想をお聞かせください。
・子供たちの感じていること、大事に思っていること、大切にしているもの、価値観など内面を知ることが出来て、今後の指導にも生かせると感じた。
マンガというツールを通じて、自分を見つめ直すという手法は、やはり子供たちにとっても意欲的に取り組めた児童が多かったように感じた。
・子供たちの「このキャラクターが好き」=「自分の大切に考えているものは何か」という、日常で話をしていてもなかなか分からない内面を知ることができる良い機会だった。
また、ストーリーマップや自分のキャラクターマトリクスなどを仕上げていくうちに、自分自身についてふり返ることができていたと思う。
・まんがのキャラクターを通して自分の考えを伝えることができたことは、ストレートに自分の考えを聞かれるより答えやすい。その反面、相手を認め、「こういうことが好きなんだね」と返答してもらうことがすごく大切だと思う。
夢を語れる子は非常に有意義だったと思う。将来の夢のない子には、「何かかなえたい願いをもってね」というメッセージが伝わっていればいいなと感じた。

楽しみながら、自分自身のキャリアについて考えることができる!
② 子どもたちにとって良かった点はどこでしょうか?
・自分自身をじっくり深く見つめ直せる点、楽しみながら、自分自身のキャリアについて考えることができた点が素晴らしかった!
・自分のストーリーマップや自分のキャラクターマトリクス、ドリーミングマップを仕上げる過程だと思う。とてもよく書けた子とそうでない子はいたが、自分自身の将来について目を向けて、自分なりにでも仕上げることができたことは大きな成果だったと感じた。
・日常の授業では、なかなか活躍できない子にもスポットを当てて、頑張りを認めることができたこと。

自分がなぜ教師になったのかを、改めて思い出せました。
③ 先生方ご自身にとって良かった点はどこでしょうか?
・自分自身を違う視点で見つめ直せた点。
・自分がなぜ教師になったのかを改めて思い出せた点。
・やっぱり自分は教師しかないと感じ、動機づけになった点。
・「理想の教師像」を再認識できた点。
・講師の先生方とお話をしていく中で、自分で感じていた自分像と実は自分でも気づいていなかった自分像(自分の大切にしていること)があるということを知ることができたこと。
・夢をもっている子の応援ができたこと。日常の授業では、改めて将来の夢を取り上げないので、自分の将来をどう考えているのか知ることができた。

自分自身が大切にしていることをふりかえり、深める時間。
④ 他校に実施をお勧めするとしたら、「まんが教育」の魅力をどのように伝えますか?
・子供たちの内面がわかる点
・先生達の内面も見つめ直せる点
・自分が働いている意義が改めてはっきりする点、と伝えたいと思います。
・自分自身が大切にしていることをふりかえり、深める時間。夢をもつ良さを伝える授業。

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【推薦者の声】

渡邊尚久 先生 (『7つの習慣小学校実践記』)